持ち物を減らそう計画の一環として、まずはカードホルダー付のスマホカバーにして、定期券入れを持ち歩かないスタイルを模索してみました。
ホントは
BELLROYの『Phone Case - 3 Card』がベストなイメージなのですが、残念ながらマイナーなXperia A2は対応しておらず断念。
そこで、「本革ケース」「ICカード2枚収容」「充電器対応」を最低ラインにネットを物色して、本革手帳タイプのものを購入してみました。

樹脂製のハードケースにブックカバーのような本革カバーが接着されており、画面側を保護する部分にカードポケットが2つ付いているオーソドックスなスタイル。ハードカバーと本革は半分だけ接着されているので、充電器に載せるときには革カバー部をぐいっと開けばカバーを付けたままで充電可能です。

しかし、手帳タイプは、取り出してから画面を見るのにカバーを開くのが面倒な上、開いたカバーが邪魔で基本的に片手操作ができず、電車中での片手操作を前提にコンパクトなA2を選らんだ意味が無くなってしまいます。
また、革のカバー部分がぶ厚いので、充電器に載せても革の折り目が反発して接点から外れてしまい、上手く充電できていないことが頻発しました。
そして、なによりこの厚み。元々9mmのスマホが22mmにもなってしまってポケットの中での存在感も倍増です。

そんなことで、市販品を諦め、試作してみたのがこちら。
レイ・アウトのハードコーティング・シェルジャケット(0.8mm厚)に、1mm厚のオイルレザーで作ったポケットを接着しました。スマホ両面を覆う手帳タイプではなく画面側はオープンにして、カバー1枚分だけ薄さを稼ぎ、装着時厚さ16mmまで削りました。

片辺だけを接着剤で接着して充電コネクタ側はバネホックボタンで留める仕様にしたので、充電するときはバネホックボタンを外してポケットを跳ね上げれば、充電端子側はシェルケースだけになるので、簡単に充電できます。革の折り目部分は1mm厚で柔らかいので充電中に悪さもしません。
バネホックボタンのオスは、シェルジャケットにドリルでφ2mmの穴をあけて直接かしめ、スマホ側の金具部分はマスキングテープを貼って保護しました。

ポケットにはICタイプのカードが2枚入ります。(私の場合は、PiTaPaとエクスプレスカード)
Xperia A2の場合、本体の横幅が6cmしかないので、ICカードの幅54mmに対してほとんど余裕がありませんでしたので、独立したポケットの三辺を縫い付けるのではなく、1枚の革を折っ二辺縫製でポケットにして本体よりポケット部が出っ張らないよう工夫しました。

※:上の写真だと、革をジャケットに接着した部分に穴が二つあります。実は、当初設計では折り返し部もバネホックボタンにしてポケット部を脱着できるようにしてみたのですが、ボタンの分だけ隙間が出来て良いことが無かったので、接着に変更した次第。今回は試作なので、これを使い込んでデザインを再検討して次回作はもう少しスタイリッシュにしたいです。
posted by saitahu at 14:56
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