2010年11月08日

原田省平さんの動画

益子陶器市で出会って以来、ファンになってしまった陶芸作家の原田省平さん。
ますますご活躍のようで、巷を騒がす某動画サイトに5分26秒の長編(?)動画で紹介されてました。
 

 
 
投稿日を見ると、今年の3月26日。
ちょっと前の動画ですが、炉歩人シリーズもますます精細になってるみたいですねぇ。
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2008年03月23日

2008年3度目の焼成

今日は昼から、前回焼成できなかった作品を本焼きです。
今回は作品数も4点ほどだったので、慎重に1つずつ焼成することとしました。
 
これまでの試行錯誤の末、行き着いた本焼きの手順はこちら。
ちなみに、この手順で上手く焼けたのは、トップコートに楽釉を使った作品です。灰による自然釉を楽しみたい場合はもう少し時間を長めに…。(参考にされる方は自己責任にてお願いします)

まず、吸気口を閉鎖し、よく熾った炭を七輪の底に1層敷き詰めて、その上から新しい炭を2層敷きます。ウチの8.5号七輪では、3層で七輪がほぼ満タンになります。昔は熾った炭2層の上に新しい炭を1層敷いていたんですが、これだと温度上昇が早すぎて割れる作品が多かったため、今は熾った炭1層に新しい炭2層としています。
その上に、下の写真のような穴あきの素焼き板(前回自作)を載せて、さらにその上に作品を載せ、その上からもう一つの七輪で蓋をすれば準備完了。
Howto本やネット情報では直接炭の上に作品を載せる例が多いようですが、こうした方が釉薬が解けた作品に炭やゴミなどが付着しにくい気がします。最初は円形で作ったんですが、使ってるウチに割れてしまい、今は破片状態です。(でも気にしないで〜す。)


さて、この状態まで来たら、吸気口を半分開いて焼成スタート。(上に被せた七輪の排気口は常に全開です)中の温度を徐々に上げていくため、まずは半開きで15分、その後全開でさらに15分、自然対流で焼成します。

次に、吸気口に風を送ります。
まずは、送風機を30cmくらい離した場所から当てて10分間焼成。その後、送風機の口を吸気口につっこんで、さらに5分間焼成すれば完了です。

七輪が熱くなっているので、革製の手袋をして、上の七輪を慎重に取り外すと、赤熱した作品が見えます。表面が光沢のある飴状になっていたら取り出して、バケツの水につっこんで冷却すれば完成です。
もし、釉薬の溶け具合が不十分な場合は、七輪で蓋をして焼成時間を延ばします。一般的な焼成時間に比べると、ちょっと短めですが、楽釉ならこれくらいで十分のようです。
 
で、今回の作品。
まずは、三ツ足の夫婦御猪口。透明の楽釉で仕上げました。
 
 
こちらは、青色の楽絵具で色付けした上から、同じく透明の楽釉で仕上げました。

 
最後は、素焼きのまま自然釉を狙った作品。
最初は、上記の時間で焼成したんですが、ちょっと釉の乗りが悪かったので、もう10分ほど追加で焼成しましたが、それでもうっすらテカっているだけ。自然釉でしっかり光沢を出すためにはかなり長めに焼成しないと難しそうです。

 
こちらは、作品ではなく、焼成作業終了後の七輪です。
上に被せていた方なんですが、付着した灰が溶けて自然釉になってます。前回までは若干のひび割れだけだったんですが、今日の焼成で一気に陶器化が進みました。作品の方もこれくらい分厚く釉がかかると良いんですがね。
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2008年03月14日

一合酒器

先日、焼成に成功した酒器ですが、実際に酒を注いで容量を測ってみると、ちょうど一合でした。
 
こちらの写真は、昨年の焼成で唯一実用に至った小さめのぐい飲みとのツーショット。ぐい飲みも小さめなので、これでチビチビやってると、一合でも結構満足できちゃいます。
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2008年03月09日

2008年最初のリベンジ〜その後2

2月はバタバタと忙しく、1月末にフライパンで仮焼きしたまま放ったらかしだった作品をやっとこさ本焼き出来ました。
 
今回は七輪を2つ使って本格的に昇温出来るようになったので、透明の楽釉をつかってみました。高温焼成中はこんな感じ。

 
ネットで調べてみると、強制送風はドライヤーを使うのが一般的みたいですが、BBQ用のハンディ送風機を見つけたので、それを使ってます。単三電池4本でドライヤーなみの送風が可能。ヘアドライヤーではなくBBQ用ならではな仕様としては、送風口が金属製になってて七輪の吸気口に突っ込んでも平気だし、何よりケーブルレスで使う場所を選ばないなのが嬉しいところ。
 

さすがに1ヶ月乾かした(放置した)だけあって、今回はほとんど焼成初期に割れる事はなかったんですが、釉薬が上手く溶けて、かつ焼きすぎて釉薬が流れてしまう前に焼成をやめるタイミングを計るのが難しく、4サイクルほどやって結局上手くいったのはこちら(↓)の一つだけ…。

でも、今回のは初の大物ですよ。
一応、酒器のつもりで作ったんですが、焼き上げてみると縮んでしまって一合も入りそうにありありません。まあ、飲み過ぎなくてちょうど良いかも?
 
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2008年01月28日

2008年最初のリベンジ〜その後

今回は失敗しないように、ちゃんと素焼きから…。
100円ショップで見つけた鉄製のフライパンの上に作品を並べて、アルミホイルを被せ、まずはガスコンロのごく弱火で30分。その後、中火まで火を強めてさらに30分焼いてプレ素焼き完了。
 
 
 
土の色が茶色く変わって、スプーンで軽く叩くとキンキンとやや硬質な音がします。(焼く前と比べると全然違います)
これで七輪での本焼きでの破裂も防げるはず…。
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2008年01月24日

2008年最初のリベンジ

初窯ではユザワヤの陶芸コーナーで買った『並漉粘土』という陶土を使用したんですが、結果は惨敗…ということで、これまで成功例があった『野焼き陶土』に戻ってみました。東急ハンズで280円/kgほどなので、一般的な陶土より価格も控えめです。
 
 
今夜は始めた時間も遅かったので、とりあえず500gほど使って、おちょこを4つほどこしらえてみました。土をさわってみると、前回の『並漉陶土』より目が粗くて水気がやや多い感じ。土が荒い方が水分や空気が抜けやすくて割れにくいのかも?

奥の杯3つは100円ショップで売ってた回転台(↓)を轆轤にして作ったモノ。
手前のポッチ付きはぐい飲みです。(足が乾くまでひっくり返してる)手のひらを丸めてその上に丸くした土を乗せて、もう一方の手の指を中心部に突っ込んで丸い器に伸ばし、最後に底に丸い足を取り付けてできあがり。
初めての頃はおちょこ1つ作るのに1時間くらいかかってましたが、今日はこの4つで1時間くらい。随分手慣れたモノです。
  
さて、今夜は私が使っている道具を紹介。
100円ショップで購入した回転台です。天板サイズは直径15cmほどなのでテレビを載せるにはちょっとサイズも強度が足りないような…。でも、天板がフラットな木製なので、轆轤として使う分には申し分なしです。器を仕上げて糸切りする時も引っかかりませんしね。
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2008年01月20日

初窯失敗

今年初の七輪窯は全ての作品が余熱段階で破裂するという大惨敗。
今回は七輪を買い足して、送風燃焼時の対策も万全だったんっですが、そこまで到達すら出来ませんでした。
敗因は、土を変えたこと、フライパンでの予備焼成を端折ったことかな。 まだまだ、野焼陶土は卒業できそうにありません。
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2007年11月26日

七輪陶芸〜3度目の焼成

先日のドーナツツアーの日は、午後から陶芸タイムでした。
今回は、私と奥殿が一つずつ作った焼酎グラスと、奥殿が作った箸置き×4を焼成。
焼成用の七輪窯は、スペーサーの周りを覆う材質をステンレスに変更。100円ショップの直径18cm筒状のケーキ型2つをカットして巻き付けました。
 
送風は18cmのミニ扇風機に漏斗型に丸めた新聞紙をダクト代わりに付けてみたんですが風量が全然足りてなくて、結局この前のカーラー用ドライヤーを使いました。使う前に、奥殿に外へ出て音の確認をしてもらったけど、それほどうるさくもなかったみたいだし、今回は番犬も鳴かなかったんで、前回はたまたまかな?
こちらは、最初の焼成(日中)と、最後の焼成(日没付近)の写真です。日が暮れてくると、蓋に使ってるボールが妖しく赤く光るのがなんともいえません。
 
今回は焼成する作品数を減らしたのが良かったのか、大作でも成功例が出ました。
こちらは、奥殿が作った焼酎グラスです。手回しの轆轤(100円ショップのテレビ台)で筒状に整形した後、指で波状の模様を付けたのだそうです。
口を下にして七輪に埋めて手順通りに5分ほど高温焼成した後、ひっくり返してもう5分焼成だったかな?口の方から黒いグラデーションが付いてなかなか良い感じです。
 
こちらは箸置き×4。丸く延ばした土の一部を丸めて、上から棒で軽く押さえたそうな。入れた場所によって自然釉の付き方が異なり、白系×2、グレー系×2になっちゃいましたが、使用には耐えられそうです。

今回は私もオーソドックスな形の焼酎グラスを作ったんですが、初期セットをはしょって、遠火で予備乾燥しようとしたら割れちゃいました。やっぱり、横着したらだめですね。
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2007年11月17日

七輪陶芸でリベンジ〜作品編

今回の作品。
こちらは夫婦お猪口として作ったんですが、焼成準備の時に片方が壊れてしまって結局1つだけ焼成しました。炭灰による自然釉薬で、ワンポイントの白釉薬も上手い具合に残ってます。実際にお酒を注いでも水漏れはなく、初の成功作品です。
 
こちらは三号釉薬を内側に塗り込めたんですが、器を伏せて置いたためか、口部分の釉薬が無くなってしまってます。また、実際に酒を注いでみると水漏れしており、残念ながら失敗作です。
 
こちらはデスラー杯風のお猪口。
これも三号釉薬を内側に塗り込めたんですが、釉薬面が割れていて失敗(赤矢印)。
 
こちらは今回唯一の素焼き作品。
お猪口を焼いた後、熾きている炭を減らして初期状態を再現します。(取り出した炭は火消し缶に入れて、次回の初期点火用の消し炭にします。)で、団扇で軽く扇いで炭全体が熾ってきたら1時間ほど放置して、作品の色が変わったら焼成終了。若干煤けてしまいましたが、これくらいなら問題ナシでしょう。
 
急冷するとひび割れの原因になるそうなので、網の上で自然放冷した後、十分に水洗いして付着した灰などを取り除き、植木鉢部分に水草を植えたら水槽の中へ…。

と言うことで、今回は釉薬有りの器関係が1/4つ、素焼き1/1が成功。(テストピースのお香立てを入れたら素焼きは2/2)前回の全滅からすると、随分進歩したもんです。
そして、夜は残った炭を使ったベランダBBQで締めました。(この秋一番の冷え込みの中、七輪を囲んで焼酎のお湯割りもなかなかおつでしたよ。
さて、次回は奥殿の作品も焼成予定なので、気合い入れないとね!
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七輪陶芸でリベンジ!〜焼成編

今週末は七輪陶芸のリベンジって事で、2回目の焼成作業です。
先週の失敗点を反省して、まずは炭を買いました。ホームセンターで278円/3kgの物を買い求めましたが、ダイソーの炭のように爆ぜることも、キャンドゥの炭のように煙が出まくることもなく、しかも価格は安いって事で、良いことずくめです。

さて、まずは七輪のセッティング。七輪の吸気口は閉じた状態です。
焼成スペースを増やすため、七輪の上にはハンズで買ったスペーサー(高さ約3cm)の周囲を3重にしたアルミホイルで囲ったものを載せています。
まず、七輪の半分くらいに熾した炭を入れて、その上に新しい炭を敷きます。その上に、あらかじめ乾かした作品(今回は4日くらいかな?)を置き、さらにその上から新しい炭を載せて作品を炭の中に埋めてしまいます。
このセット方法は『10分陶芸』で書かれていた方法ですが、この方法だと一度セットしたら最終段階まで作品を触る必要が無く、網に載せて作品を予熱する方法より簡単で、失敗も少なそうです。(今回は余熱段階で割れた作品はありませんでした)

 
で、直径25cmのステンレスボールで蓋をして、焼成スタート!
七輪の吸気口を全開にして5分ほど放置した後、団扇で扇いで炭を熾していきます。新しくくべた炭全体に火が熾ると、こんな具合でスペーサーのすき間から炎が出てきます。
 
 
素焼きの場合は送風加熱しなくても良いようですが、釉薬を溶かすには団扇による送風でも不十分なようでしたので、今回はドライヤーを使いました。本でもネットでもグリップの付いたメガホン形のドライヤーを使っているようですが、ウチではお蔵入りしていたカーラータイプを使ってみました。カーラーを外すと金属製の送風口があり、この大きさが七輪の吸気口とベストマッチ!だったんですが、ドライヤー送風を始めると、団扇で扇いでいた時とは明らかに火力が違っており、スペーサーに巻いていたアルミ箔が一気に焼けて無くなってしまいました。また、ドライヤーのファンの音が激しく、ご近所の番犬が吠えだしたので、私の環境ではドライヤーも数分単位でしか使用できませんでした。

 
次回は、焼成スペースを確保するスペーサーの材質と、もっと静かな送風装置の検討が必要ですね。
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2007年11月15日

七輪陶芸でリベンジ!

えーっと、ここんとこ、陶芸ネタばっかりですね。
昨日紹介した「10分陶芸」によると、並サイズの七輪でも結構大きな作品が出来るみたいなんですが、今回は肉厚の薄い小さめの作品で攻めてみることにしました。
まずはこちら。
写真だと、抹茶椀みたいに見えますが、サイズは御猪口です。
内側から口付近まで三号釉薬を塗って、表側は素地を残して犬の足跡を描いてみました。

こちらは、丸い三つ足の付いた夫婦御猪口。
現時点では表に釉薬で犬の足跡をあしらっただけで、焼成時に木炭灰を使った自然釉薬にチャレンジする予定。

こちらはデスラー風(爆)の御猪口。
これを片手に「久しぶりだな、ヤマトの諸君…」ってな具合で渋く決めてみたいモノですな〜。

こちらは、今回唯一の大作。
前回、焼成には成功したものの、焼きすぎて素焼きにならなかった水槽ディスプレイ用のシェルター植木鉢です。

で、最後は、最初の焼成のテストピースを兼ねて作った線香立て。
先日のロボット君に内蔵して使う予定なんで、素焼きでも自然釉薬でもとにかく焼ければOKな作品です。ただし、普通の線香立てと違うのは、穴を貫通させてるところ。
普通の線香立てって穴の中に不完全燃焼した線香が焦げ付いてしまって、掃除が大変なんですが、穴が貫通してれば裏からつつけばポロリと取れる…予定ですな。
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2007年11月14日

10分陶芸

ネットであれこれ調べてみたんですが、焼成に関する知見は皆さんそれぞれで、しかも微妙なさじ加減の部分は割愛されている場合が多くてよく分からないので、結局本を買っちゃいました。
『10分陶芸〜つくって、焼いて、使うまで、最速10分!〜』(著:吉田明・双葉社)

最速の10分陶芸は流石に名人技っぽいですが、七輪陶芸に関する、成形、釉薬、焼成などの基本的な情報が、カラー写真入りで簡潔に書かれており、私のような超初心者には適切な情報量で非常に分かりやすいと思います。
私が最も悩んでいる焼成方法も、ネット上では七輪を2つ使う方法が良く紹介されてますが、この本では1つの七輪で焼かれていて、火加減も色々なバリエーションで細かく紹介して下さっているので、ウチの機材でも適用できそうな感じです。
さて、今週末の天気予報は晴れのち曇だし、気合い入れすぎずリトライですな!
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2007年11月10日

本焼き

今日は七輪で本焼きにチャレンジ。
昨日、フライパンで素焼きした器に三号釉薬を塗って乾燥させ、スペーサーで火から離した網の上に作品を並べて上からステンのボールで蓋をしてじわじわ温度を上げていきます。
この時点で、器が一つ爆発しちゃいました。炙り方には気をつけてたつもりなんですが、起こしたての炭で火力が安定しなかったのかな?

30分ほどしたところで、作品を炭の中に投入!
暫く放置して作品が割れないことを確認して、炭を上から追加してステンのボールで蓋をして、空気孔を解放。こちらはその時の七輪。上のボールは、室内の保温のためと、火柱が上がるのを抑えるために置いてます。七輪に直接かぶせると密閉しすぎてボールを取る時にバックドラフトになっちゃうので、周囲を軽くアルミホイルで巻いたスペーサーを咬ましています。ボールも加熱されてほんのり赤く輝いてました。

こちらは取り出す直前の作品。
作品も真っ赤に赤熱してます。ちょっと宮崎アニメの戦争描写シーンみたいな破滅的な美しさを感じます。
 
こちらは取り出した直後のぐいのみ。まだ赤熱してます。

冷やしたところで、作品見聞したんですが、釉薬を塗ったものは温度が十分に上がらなかったようで、素焼きにはなってるものの表面の釉薬が半溶けで失敗でした。
唯一まともに焼き上がったのは、水槽用のディスプレイにするつもりで素焼きにしたこちらの作品。こちらはちょっと温度が高すぎたのか、部分的に灰が自然の釉薬になって艶が出てたり、細かな炭化物が付着したまま固まってしまっていたりで、思い描いていた仕上がりとはかけ離れており、結果的には失敗…。

そんなことで、本焼きはほぼ完全な失敗に終わってしまいましたが、焼成のため高温で長時間燃焼したおかげで、バーベキューの時に七輪のコンロ部分に黒くこびりついてしまった肉や魚の脂が綺麗に焼けきって新品の輝きを取り戻しました。やっぱり有機物の除去は熱分解に限りますな。
【今回の反省点】
小さな七輪で焼くのに数を欲張りすぎたこと。
場所的に盛大な火柱は立てられないため、釉薬を塗った作品で送風加熱が出来なかったこと。(温度不足)
素焼き作品で温度を上げすぎたこと。
【次回の予定】
ぐい飲み1〜2個に絞って本焼きする。
釉薬は使わず、灰の自然釉薬とする。
炭が安定してから焼成開始。
【その他】
今回は100円ショップの炭を使ったんですが、品質に違いがありました。
ダイソーの炭(800g/100円)は、炭の弾けが続いて七輪の周囲が真っ黒になっちゃいました。キャンドゥの炭(1kg/100円)はダイソーのような弾けはないものの、炭が完全に赤熱するまでの煙が激しく、ご近所から苦情が来ないか冷や冷やモノでした。普通の炭ならホームセンターでも3kg/250円くらいだし、実は100円ショップの炭って粗悪な割に値段も高く付いちゃうんですよね。
やっぱり、次は備長炭ですかね〜。
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2007年11月09日

素焼き

明日の本焼きに備えて、今夜は素焼き行程。
『工房・陶の木』さんにあったテレビ番組の動画によると、フライパンにアルミホイルを敷いて乾いた器を入れ、ホイル焼きの要領で上からアルミホイルで蓋をして、弱火で1時間ほど蒸し焼きにすれば素焼きになっちゃうんだとか…。
早速、100円ショップで買ってきた鉄製のフライパンの上にアルミホイルを敷いて、その上に器を並べ、さらにアルミホイルで蓋をして1時間ほど焼いてみました。新品のフライパンを焼くと、なんとも言えぬ異臭がしますので、換気は十分にね!

1時間後…蓋にしたアルミホイルを剥がしてみると、寝かした器の下半分くらいが焼けて色が変わっていたので、ひっくり返してさらに20分ほど焼いたら、全体がこんがり焼けて良い色に…。左の徳利が素焼き後、右の焼酎グラスは素焼き前。こんなに色が違います。割り箸で叩いてみると、素焼き前の器は鈍い土塊の音ですが、素焼き後の器はチーンと一丁前に陶器っぽい音がします。

明日は、釉薬を塗って七輪で本焼き予定!…なんですが、明日は終日雨っぽいんですよね。
【参考サイト】
『工房・陶の木』さん
『7-陶芸』さん
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2007年11月07日

七輪陶芸にチャレンジ!

以前、オーブンで焼けるオーブン陶土なるものを試してみたんですが、見かけは陶器に見えても、触った質感は陶器というより樹脂に近くて興ざめしてしまいました。
ネットで調べてみると、最近は自宅でも簡単に陶芸が楽しめる(らしい)七輪陶芸なるものが密かなブームだとか…。せっかく七輪を買ったのに、それを試さぬ手はありますまいということで、早速チャレンジしてみることにしました。
東急ハンズで『野焼き陶土』なる焼きやすそうな名前の陶土(1kg)を買ってきて、日曜日に100円ショップの木製回転台をロクロ代わりにして作った作品がこちら。
こちらは、焼酎グラス(カップ?)と、徳利&御猪口セット。
高台の作り方がよくわからなかったので、御猪口には三つ足を付けてみました。
 
こちらは、水槽用ディスプレイに使う予定のオブジェ。
上半分が植木鉢になってるのでミクロソリウムを植えて高さを出し、下は魚の隠れ家になる予定。根腐れ防止のため、植木鉢の底には穴も開けました。
 
東向きの窓際で1週間ほど乾燥させて、来週末には焼成に入る予定デス。
楽しみ〜
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2007年06月17日

陶芸家気分

今日は自宅で陶芸にチャレンジ。
使ったのは東急ハンズで見つけたオーブンで焼けるという陶土で、価格は1つ556円也。

色違いで「黒木節」「紅陶」「工作用」の3種を買ってきて、作った物がコチラ。
写真の右半分は、「紅陶」「工作用」を混ぜて平たく伸ばした板です。奥殿がオーブンの底に敷いて遠赤外線調理に使うのだそうな。

左半分は「黒木節」を使って作った熱帯魚水槽用のディスプレイの数々。
一つ目はクラウンローチの隠れ家になる(予定の)トンネルと、ミクロソリウム用の植木鉢を合体させたモノ。今は水草用の小さな素焼きポットに植え込んで水底に沈めてるんですが、高さが出ないので、こいつを使って立体感を出してやろうと言う算段です。

そして2つ目は、流木風のオブジェ。
これにウィロモスを巻いて、本物の流木風にできればいいなぁ…と考えてます。

で、こちらは狸夫婦用の台座。
今入れてる底砂は細目のガーネット砂なんで、小さい狸夫婦はどんどん沈んでいくんですよね。これを下に敷けば埋まらずにすむかなぁ…と。(^^)
 
そして最後に、ちょっぴり残った陶土の使い道に困って作ったピラミッド?
オーブンで焼くときのテストピースに使えるかと思いまして…。

あとは、来週末までじっくり時間を掛けて乾燥させてから180℃のオーブンで焼くだけ。完成が楽しみですな。
posted by saitahu at 22:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸