今朝、八姫が旅立ちました。
享年14歳。人間でいうと100歳弱。
二週間前に嘔吐して体調を崩し、当初は気温変化による夏風邪の見立てで、翌日には少し持ち直してドッグフードも少し食べるようになりましたが、数日後に吐血して、改めて検査してみると、老衰にともなう腎盂炎と判明しました。
そこから、毎日通院して点滴を受けましたが、腎臓の機能低下で黄疸が出て、腹水が溜まりはじめたので注射に切り替えて治療を続けましたが、好転せずでした。
最後の一週間は、水は少し飲むもののまったく食べられずで、日に日にやせ細り、あれほどふくよかだった胴は骨と皮になってしまいましたが、表情はしっかりしていて、サンルームの定位置で毅然としていました。
旅立つ前日、残業で遅くなって夜中の0時半頃にそっと顔を見に行ったら、まだ起きていたので、暫く頭を撫でてやったのが最後になりました。「また明日ね」と言葉を掛けての別れ際も、いつもの表情で見送ってくれたのですが、翌朝会いに行ったときは、ちょうど息を引き取ったところでした。
あの最後の夜に見送ってくれたいつもの顔は暫く脳裏に焼き付いて離れないでしょう…。
思い返せば、家族で訪れたペット屋で売れ残って半額セールになっていたところで出会って、情が移ってしまって飼い始めた犬で、犬らしからぬ猫のような気ままな性格でしたが、愛くるしいタヌキ顔と、フル回転する短い差し尾で、飼い主のハートを射止めました。
2006年には外泊騒ぎも起こしつつも、無事帰還してきましたし、数年前に子宮が化膿して摘出手術をした時もすぐに復調したので、何があっても不死鳥のように舞い戻ってくる犬に思っていましたが、今回はついに天国からのお迎えが来たようです。
沢山の幸せを我が家に運んでくれた愛娘に哀悼の意を込めて…
posted by saitahu at 08:30
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御犬様