「一生に一度は善光寺参り」とも言われる善光寺に参拝してきました。
一番の目的はお朝事を体験することでしたが、上田城攻略の後、長野まで足を伸ばして、善光寺の永代宿坊の一つ、随行坊さんにて一泊させていただきました。
その日は私達夫婦1組の宿泊でしたが、通された部屋は古いながらも手入れが行き届いており、お朝事から祈祷まで親切にお世話下さって大変心地良いひとときを過ごさせていただきました。
こちらは、夕食の精進料理。
写真には入りきらなかったんですが、これ以外にお蕎麦と自家製ひろうすの椀が付いてました。これだけの種類がありながら、動物性の食材は一切使われておらず、正真正銘の精進料理を堪能させていただきました。一汁一菜どころか二汁十菜って感じで量も結構あってデザートには大きな梨が丸々一つ。お料理だけでもお腹いっぱいで、梨は部屋に持って帰ってゆっくり頂きましたよ。

で、その後お部屋で頂いたお酒『真田三代』。
すでに精進料理でお腹も一杯だったので、1合のミニボトルですが、これがナカナカ良くできておりまして、ペット製のボトルの上にプラ製の御猪口が合体しております。ありそうでないこのアイデアも真田ならでは?
さて、ここからが本日のお話。
朝6時には本堂前にいないと、大僧正のお数珠を頂けないって事で、5時起きでした。

布団の暖かさが恋しくなる新鮮な朝の冷気の中、境内へ…。
こちらは境内入口の仁王像。
一般的な仁王像より大きいだけでなく、肉付きもマッチョでかなり格好いいです!見事なシックスパック…。(うーん、羨ましいなぁ〜)

仁王像を越えると、参道の先に大きな山門が見えます。さらにその奥に本堂があるんですが、この先は写真撮影禁止。霊山だから当たり前ですね。
実は今、山門は修理中でくぐれないんですが、お朝事で大僧正が上られる時間帯だけほんの10分ほどフェンスが外されて一般参拝者も門をくぐることが出来ます。これは朝早起きの役得です。
朝の法要はメチャメチャ寒かったですが、厳かでなかなか貴重な体験をさせていただきました。
それにしても…最近は中高年にもマナーの悪い人が多くて困ります。
本堂前は写真撮影禁止なんですが、団体客の中には平気な顔して記念撮影している礼節をわきまえない老人が複数いて、ホント興ざめでした。写真は冥土に持っていけないのにね。
お朝事直前の静寂の中、大僧正を出迎えるように舞い降りてきた鳩の集団を携帯カメラで撮ろうとした愚かな中年女性のお陰で、そのシャッター音に驚いて鳩の集団がパニックになって飛び立ってしまったりもしましたし…。
場所もわきまえずに何でもかんでも写真に撮ってどうするでしょうね?写真で記録するのではなく、自分の五感をフルに使って記憶に残すべき時もあると思います。
彼らに若者や中国人観光客のマナーの悪さを指摘する資格はないですね。
posted by saitahu at 19:11
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