この上部フィルター『水作エイトブリッジS』は非常に面白い形をしていて濾過能力も高いのですが、使用する水作エイトの濾材がすぐに目詰まりして水の流量が減ってしまうのが難点でした。また純正濾材では濾材周囲に無駄なスペースがあって何だかもったいない気分…。私も以前から、一般的な炉材で濾過槽を埋めた方が高効率になるのではないかなぁと考えていたんですが、こんなブログを発見。
【PGR3 diary】
水作エイトブリッジS改造
http://xbox2.at.webry.info/200601/article_8.html
完全に先を越されちゃいましたね。(^^;)
ただ、こちらのブログでは、底板に網目状の植木鉢底用のネットを使って底面全面から水が抜けるようにされているのですが、水作エイトブリッジは一般的な上部フィルターと違って揚水を奥まで運ぶ水路が設けられてませんし、ウチのように水槽内の水流を考慮して2カ所から排水している場合は更に奥半分の効率が悪くなっちゃうんですよね。ってことで、アクリル板で濾材ケースを作って奥の濾材まで水流を作る方式に挑戦してみました。そのイメージはこちら(↓)。

こちらが、製作した濾材ケースの横から見たところと、揚水パイプ側のアップ画像。
サイズは幅約7cm×長さ約21cm×高さ3.5cmで、後ろ側は約1cmの隙間が確保できるように底板を無くしてあります。前側は底にゴム板を貼って、水流が直接底面に抜けないようにしてあります。ケースの排水側は、濾材がこぼれないように穴あきアクリル板を使用しています。


こちらは、濾材を入れる前の揚水パイプ付近の様子。
ケースは濾過槽の底幅に合わせて幅7cmで作っていますが、濾過槽は上と下で幅が異なるため、広くなったところから水流が逃げないようにアクリル小板を接着しています。

こちらは、濾材をセットした状況。
濾材ケースの入口にはスポンジフィルターを角形にカットしたものを噛ませています。ウチの場合は底面濾過と組み合わせていますので、物理濾過的な意味合いよりは水音の軽減が目的です。濾材スペースには2種類の濾材をネットに入れて半分ずつ投入しています。前半分は活性炭と多孔質セラミックス複合の『ゼオコール』(キョーリン製)、後半分は『バクテリア繁殖用濾材リングタイプ』(SUDO製)です。


今回は底面濾過は現状維持なれど、上部フィルターの濾材が総交換になりましたので、濾材にバクテリアが湧くまでの濾過能力の低下が気がかりでしたが、ゼオコールの活性炭が良く効いているのか、交換後2時間くらいで水の透明度は元に戻りました。
ついでながら、今回の改造に合わせてヒーターもエヴァリス製の超小型ヒーター『ハイブリッジ75』に交換しました。これが26℃固定タイプながら、なかなかの優れものです。標準でヒーターガードの網が付いている上、非常に小型で水槽の側面でもセットできちゃいます。おかげで水槽背面がスッキリしました(^^)

これまでの水作エイト濾材では新しい濾材をセットして数日でオーバーフロー用の水管から落水が始まりましたが、今回の方式ではとてもそこまで水位は上がりそうにもない様子。暫く様子を見て、もし炉材を通した排水量が落ちなければ、オーバーフロー用の水管に付けている延長管は外そうと思ってます。
30cm×30cm×50cm水槽用に底面+ブリッジフリーで回してますが同じ様なケースが欲しいです
10年以上前の作品で現物は残ってませんので、残念ながらブログ記事がすべてです。