2009年11月23日

クリスマスツリー(トボガン)

今年は一味変わったクリスマスツリーを作ってみました。
このツリーの一番上からΦ50mmの木製球を転がすと、カタカタと音をたてながら球が葉の上を螺旋状に転がります。欧州の方ではチェコ語で『トボガン』、独語で『クーゲルバーン』と言って、幼児向けの定番玩具なのだそうですよ。
 
←横から ←上から
 
作り方は至極簡単。
まずは、葉の部分になる基本パーツ。
25mm幅×6mm厚の角材を、90mm〜130mmの長さに8本ずつ切り出し。(計40本に80mm×3本追加)
切り出した角材の角を丸く削り、両端10mmに穴開け。片方は玉止めを固定する3mm穴、もう片方は幹になるM4寸切りボルトを通す4.5mmの穴を開けます。
サンドペーパーで表面を仕上げて、3mmの穴に球止めになる細工用のΦ12mm木球をネジ留め。

次に台座と幹になる部分。
木の幹になる部分は、Φ50mm×50mm高の円柱を使用。上下中心にM4の鬼目ナットをねじ込み、上側は葉を通していくためのM4寸切りボルト(300mmステン製)を立てます。下側は台座の板をネジ留めします。
 
最後は組み立て作業。
長い基本パーツから順に、葉の位置が螺旋階段状になるよう長ネジに通していって、最後は頭に素地の扉用つまみをねじ込んで葉が動かない程度に締め付ければ完成!です。
   
材料費は、基本パーツの角材と細工用の木製球で約1000円、ネジや台座など、関連部材で1500〜2000円くらいだったかな。
どちらかというと、基本パーツのカット、ペーパー掛け、球付けが非常に地道な作業な工作でした。
 
そんなことで、価格は控えめ・労力それなりで、父の思いを込めた(?)玩具ですが、残念ながら姫君にはあまり高評価ではないようです。トホホ…。

 
 

【2009.12.12追記】
 
実際に玉を転がしてみると、玉止めが低いためオーバーランして最後まで転がらないことが頻発したので、新たに改良を施しました。
 
←改良後の全景
 
まず、12mmφ玉の下に5mmφ玉を噛ませて、玉止めの高さを稼ぎました。
これで、玉がオーバーランする現象はほぼ解消。

 
そして、幹と台座、玉を受け止める穴も改めて設計し直して変更。
まず、木の幹は50mmΦだと太すぎて格好が悪いので、30mmΦに変更しました。
台座は、150mmφと120mmφの円を合体させて折線で繋いだ「だるま型」。150mmΦの中心にツリー本体を固定します。120mmΦの部分には球受けを設置します。
以前の球受けは50mmの球が一つしか入りませんでしたが、姫君は両手に球を持って一気に転がすのが好きみたいなので、複数の玉が連続で転がり落ちてきてもちゃんと受け止められるように、大きな球受けを新しく作り直しました。120mmφの板を自在錐で100mmΦくり抜き、木工用ボンドで台座に接着しました。
このくりぬき作業が思いのほか大変で、電動ドリルがオーバーヒートして煙を上げてました。(次からはジグソーでくり抜こう…)

 
当初は全く興味を示さなかった姫君ですが、最近はすっかりお気に入りで、毎日遊んでくれてます。(お父ちゃんはうれし〜ぞ〜っ!)
posted by saitahu at 20:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | DIY
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