2010年12月17日

合皮チェアの修理

新調してまだ半年ほどの合皮張のダイニングチェアの背もたれに長姫が囓りついて歯形を付けてしまいました。
合皮の樹脂部分を囓り取ってしまって下の白い基布が表に出ている状態です。 
 
 
しかも悪いことに、この白い部分が目に付くようで、椅子に上ってはこの穴を指でホジホジといじくってくれるので、このままでは被害が拡大してしまいます。
 
合皮の補修方法について調べてみたのですが、独立起業系の合皮補修職人の情報は出てくるものの職人さんに頼むと費用が結構かかるみたい。
今回のは比較的小さな穴だし、費用をかけて綺麗に補修してもまたすぐ囓られる可能性が高いので、今回はDIYでカンタンに補修する方法を考えてみました。
 
 
まず、家中のベルトを引っ張り出してきて色合わせ。
一番近かったのは、厚さ3mmくらいの天然皮革の紐を編み込んだ奥殿のカジュアルなベルト。端っこは革紐の先端がヒラヒラしているデザインだったので、先ッチョの5mmくらいをカットして補修用のパーツを作りました。
 
革紐のままでは厚みが有りすぎるので、まずカミソリの刃で革紐の銀面を薄く剥いて合皮の樹脂層の厚みに近づけます。その後、穴と合わせながら少しずつ端をカットしてパーツを穴の形に近づけます。この時、ほんの少しだけ穴より大きめの形にしておきます。

 
穴の開いた場所に皮革用の強力接着剤を爪楊枝で塗り込んで少し乾かし、接着力が出たところでピンセットでパーツを埋め込みます。周囲の部分は爪楊枝を使って断面が合うように押し込んでやれば、穴周囲の凹凸に上手くフィットしながら収まってくれます。

 
あとは十分に乾燥させれば作業完了です。

補修前 → 補修後
 
補修前 → 補修後
 
 
素人補修なので周囲が少しポッコリしてしまっていますが、穴が開いたままよりはずっとマシな外観になりました。色合いが同じになったら姫君も興味が失せてホジホジしなくなりましたので、子供対策としても十分です。
タグ:修理 合皮
posted by saitahu at 06:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | DIY
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