他にも、結束バンドが経時劣化で伸びてくる、自立スタンドの出っ張りが大きく、車載時に場所を取りすぎる、などの問題がありました。


そこで、より頑丈で省スペースな自立スタンドを再製作することにしました。
今回は、ギターカッター製作時に使った『レコフレーム』という汎用アルミフレームを使ってカブース本体のフレームと十分な接触面積を確保した足場を作り、そこにキャスター付の自立足を取り付けました。
アルミフレームは、軽・中構造用の153フレーム300mmで、断面は怪我防止のためプラスチックカバーをしてあります。前回のような2点接触ではなく、アルミフレームの一面を本体に密着させたので、縦方向は言うまでも無く、横方向からの応力にもかなり耐えます。
Ver.2


カブース展開時の状態。
前回のスタンドは自立足と本体フレームが同一軸上にあったため、展開時に自立足が干渉しないように少しせり出させておく必要がありましたが、今回は本体フレームより内側に自立足を固定したため、比較的本体フレームに近い場所に自立足を固定できるようになりました。
Ver.2の時は12cmくらい出っ張っていたのがVer.3では5cm程度まで小さくなっています。

アルミフレームの固定は、例によってミニステーを利用しています。L字ステーをアルミフレームの左右からねじ止めしています。ステーの位置は前回同様にネジ穴間175mmで、カブース側の留め金にちょうど当たってかっちり固定されます。
ステーのみでは少し隙間ができてしまうので、裏側に2mmくらいのゴムを噛ませています。
現在は上下2カ所での固定ですが、金具の強度不足を感じたら中間にもう一カ所ステーを増やすことも可能です。

自立足部分。
Ver.2で使用していた19mmφアルミパイプ+キャスターを転用しています。パイプの固定は、ユニプラスリムシステムの棚受を使っています。棚受はアルミフレームの内側に付けましたので、以前ほどキャスターが存在感を主張しなくなりました。

自立させるとこんな感じ。
自立キャスターが内向きだと若干斜め向いた状態になりますが、十分自立します。Ver.2と比べて出っ張りが少ないのも良い感じです。

コマが小さいので、あまり凹凸のあるところは難しいですが、平坦なところなら折りたたんだときに自立キャスターのコマのみでも転がすことが可能です。
