2015年08月16日

鱧ちり

私は、冬は「てっちり」、夏は「鱧ちり」が一番!と信じて疑わないのですが、冬の「てっちり」に比べて夏の「鱧ちり」は知名度が低いのか、同僚に話してもイマイチ賛同が得られません。
鱧の食べ方として、梅肉や酢味噌を付けて食べる湯引きとか、照り焼きとかが主流で、鍋にするイメージがあまりないのが原因かもしれません。

昔から鱧が京の都で愛されてきたのは、生命力が強く、夏場でも沿岸部から内陸の都まで運べたからでしょう。
「鱧ちり」は、身を取った後の骨と頭で出汁をとり、酒と塩と少々の薄口醤油で味付けしたスープを使います。鱧の身は、このスープにくぐらせて、色が変わったら頂きます。そして、添える野菜は玉ネギのみ。
鱧と玉ネギの旨味がたっぷり溶け込んだスープは、文字通り、鱧を骨の髄まで楽しむ逸品で、上品ながらもパンチがあり、湯引きや天ぷらとは一線を画します。これに柑橘類の絞り汁絞り汁を少し加えて頂くと、夏バテも吹っ飛んでしまいます。
しかも、家で楽しむ分には、河豚とは比較にならないほどリーズナブル。

同じ夏の旬である鰻、冬の王様である河豚などと比べて財布に優しく、栄養価も申し分ない鱧、この旨味を知らないなんて、日本人としてはもったいない限りですよね〜

posted by saitahu at 11:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ
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