自分が学生だった1990年代なら、どこの大学でも一気飲みで場を盛り上げるのは普通にありました。
それは良いことではないのかもしれませんが、私が通ってた地方の大学では、街が小さい事もあってか、飲ませ方にも人情があり、相手のアルコール耐性に応じて加減してたし、飲ませて酔い潰したら、周りがしっかり介抱して家まで送り届けるのがエチケットでした。
私は、卒業するまで、介抱され上手(吐くときはトイレ、移動時は基本自立歩行)で通ってましたので、介抱した覚えはあまりありませんでしたがね。(^_^;)
ある時、サークルが加盟していた連盟の全国合同合宿があったのですが、その時に東京地区の連中の飲ませ方の悪さに辟易した覚えがあります。
まず、飲ませて潰しても、潰れた人は放置で平気なんですよ。トイレから出てこなくても、廊下でゲロの海に転がってても、積極的に介抱する人は少数派で、見かねた他地区の人が介抱してました。
あまりの無体に、なぜ介抱しないのか聞いてみたら、東京地区は住まいが広範囲に散らばってるので、潰れた人を介抱したり、送ったりしてたら自分が帰れなくなるから…と答えた人がいましたが、合宿ならお泊まりなので、帰宅可否は関係ないですよね。
確かに、地方大学だと、住んでる場所も近いし、タクシーで相乗りして送ってもプラス数百円でしたが、距離の問題以前に、東京の大学では、飲むのも潰れるのも基本自己責任で、周りの人が面倒を見る風習があまりないんだろうなぁ…と。
それでいて、飲ませ方に愛情がない…というか、手加減がないのも特徴でした。
酷い例だと、酔い潰れて大の字になってる人の口に一升瓶突っ込んだり…もしてました。あの光景は衝撃でしたし、いまだに意味不明です。
そんなことで、東京の大学は、手加減もフォローもなくて、大変そうやなぁ…(行かなくて良かった…)と思った覚えがあります。
今時は、一気飲みは危険という認識も広がって、昔ほどは酷くないんでしょうが、東京の大学の「飲み文化」が根底から変わるとも思えないので、今回のニュースはさもありなんです。
悲しい事故ではありますが、生き馬の目を抜く魔都・東京の大学へ行く限りは、周りに流されずに自分の身は自分で守る覚悟も必要だったのではないかなぁ…というのが、実体験も踏まえた今回の事故への感想です。
【ニュース元】「東大生が飲酒で死亡、両親がコンパ参加者を提訴」
サークルのコンパでの飲酒が原因で死亡した東大生の両親が参加者を提訴しました。訴えによりますと、東京大学の2年生だった高原滉さん(当時21)は、2012年7月、テニスサークルの花火大会の場所取りを兼ねたコンパで、急性アルコール中毒で死亡しました。
サークルのコンパでの飲酒が原因で死亡した東大生の両親が参加者を提訴しました。訴えによりますと、東京大学の2年生だった高原滉さん(当時21)は、2012年7月、テニスサークルの花火大会の場所取りを兼ねたコンパで、急性アルコール中毒で死亡しました。
サークルでは、マイムマイムを歌い踊った学生が焼酎をラッパ飲みし、残りをコンパ長が飲み干すことが伝統行事になっていて、高原さんは、当時、コンパ長を務めていました。
(以下、略)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150722-00000037-jnn-soci
2015年07月23日
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