2015年06月26日

奇貨居くべし

前半は、薄幸の美少年・呂不韋が旅に出て様々な人との出会いから成長してゆく過程が宮城谷先生の創作でドラマチックに描かれています。後半は、史実にもあるように賈人(商人)として大成した呂不韋が、万民の安寧のために政治を志し、趙で人質生活をおくる公子・異人を援けて秦王に就け、自身は秦の宰相として手腕を振い、秦王・政と相容れず、この世を去るまでの物語が足早に展開します。
主人公が賈人出身ということもあってか、人と人との信頼関係をどのように築いていくのか…という点において細かな描写が多くあり、なかなか考えさせられる物語でした。
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2015年06月24日

座敷童

我が家の若君は、夜はまだまだお母ちゃんが恋しいお年頃で、よほど気分が向かないと父とは寝てくれません。

いい加減、条件反射になりつつありますが、「今日は父ちゃんとねる?」ときくと、独特の抑揚をつけて「おか〜しゃんが〜いいのっ!」と返されます。

そんな彼ですが、最近は体力がついてきたのか、夜の寝付きがあまりよくありません。
奥殿に連れられて、子ども達がベッドルームへ去った後、私がリビングでテレビを見ていると、廊下でパタパタ…と走る足音や「クスクスッ」と小さく笑う声が聞こえ、時折、細く開いたドアから視線を感じたりもします。しかし、部屋へ入ると私に捕まるのが分かっているので、絶対に部屋には入ってきませんし、私がトイレに立つと慌てて走り去る足音だけ残して姿は決してさらしません。

座敷童がいる家は富み栄えると言われますが、我が家にも20〜21時限定の座敷童がいるようです。
posted by saitahu at 22:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 姫君・若君

2015年06月17日

ドイツラム卵消失そして夫婦ゲンカ

今日、帰宅して水槽を覗いてみたら、昨夜は卵を守っていたメスが熱烈お出迎え…。
そしてオスが石灯籠の陰にある巣からヒョッコリ出てきました。

おかしいなぁ?と思って断熱材をハズして横から巣を覗いてみたら、やっぱり卵が綺麗さっぱりなくなっていました。
同居人に喰われたか、はたまたオスが食べちゃったのか…。

その後、石灯籠の所に素焼きシェルを入れてやったんですが、メスがオスを追い回して近づけません。
やっぱり、オスが食べちゃったのを、メスが怒ってるんですかねぇ?

【2015.06.30追記】
購入してからずっと、大きい方がメスと思ってたんですが勘違いで、大きい方がオスで小さい方(腹に赤みがある)がメスですね。
となると、上の話は逆で、DV夫が暴れて家庭崩壊…かな。
posted by saitahu at 22:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 熱帯魚

薬用ボディシャンプー『デ・オウ』

夏が近づくに従って、汗ばむ季節になってきました。
寄る年波には勝てぬのか、最近はちょいと体臭が気になるお年頃になってきたので、清水から飛び降りる気持ちで高級薬用ボディシャンプー『デ・オウ』なるボトルを買ってみました。

普段買い求めるシャンプーの倍以上の値段ですが効果は出ているようで、使い始めて数日で効果を体感し始めています。
やっぱり、奥殿や娘達に嫌われないよう、小綺麗な夫、そして父でなければね!
posted by saitahu at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年06月16日

ドイツラム産卵!

今日、帰宅して水槽を覗いてみると、傾斜に盛った山の地形がかなり乱れていました。
おやっと思ってよくよく見てみると、石灯籠の裏に凹みがあって、メスは底に鎮座している感じ。
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そこで、水槽側面の断熱材をめくって裏側から見てみたら…
巣を作って産卵したようです。
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我が家に来て3日目、なかなかお盛んですなぁ(^^;)
posted by saitahu at 22:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 熱帯魚

2015年06月14日

ドイツラム投入!

最近、水槽を覗くと、ラスボラエスペイも、コリパンダも、タイガープレコも、みーんな岩陰に隠れてしまうので、水槽の中はエビがうごめくばかりのさびしい水景です。

そこで、一発華やかさを求めて、買い求めたのがドイツラムの夫婦。
子供達を連れて出た熱帯魚ショップで、ガラス面に指を走らせると、可愛げに追尾する姿に子供達が一目惚れした結果です。店員さんに聞いてみると、ちょうど頃合いの大きさの雌雄ペアを選んで下さいました。

やっぱり、水槽の中で優雅に踊るように泳ぐラムは良いですね。
その分、値段も張りましたが…(^^;)
posted by saitahu at 18:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 熱帯魚

2015年06月05日

八姫他界

今朝、八姫が旅立ちました。
享年14歳。人間でいうと100歳弱。

二週間前に嘔吐して体調を崩し、当初は気温変化による夏風邪の見立てで、翌日には少し持ち直してドッグフードも少し食べるようになりましたが、数日後に吐血して、改めて検査してみると、老衰にともなう腎盂炎と判明しました。
そこから、毎日通院して点滴を受けましたが、腎臓の機能低下で黄疸が出て、腹水が溜まりはじめたので注射に切り替えて治療を続けましたが、好転せずでした。

最後の一週間は、水は少し飲むもののまったく食べられずで、日に日にやせ細り、あれほどふくよかだった胴は骨と皮になってしまいましたが、表情はしっかりしていて、サンルームの定位置で毅然としていました。

旅立つ前日、残業で遅くなって夜中の0時半頃にそっと顔を見に行ったら、まだ起きていたので、暫く頭を撫でてやったのが最後になりました。「また明日ね」と言葉を掛けての別れ際も、いつもの表情で見送ってくれたのですが、翌朝会いに行ったときは、ちょうど息を引き取ったところでした。
あの最後の夜に見送ってくれたいつもの顔は暫く脳裏に焼き付いて離れないでしょう…。

思い返せば、家族で訪れたペット屋で売れ残って半額セールになっていたところで出会って、情が移ってしまって飼い始めた犬で、犬らしからぬ猫のような気ままな性格でしたが、愛くるしいタヌキ顔と、フル回転する短い差し尾で、飼い主のハートを射止めました。
2006年には外泊騒ぎも起こしつつも、無事帰還してきましたし、数年前に子宮が化膿して摘出手術をした時もすぐに復調したので、何があっても不死鳥のように舞い戻ってくる犬に思っていましたが、今回はついに天国からのお迎えが来たようです。

沢山の幸せを我が家に運んでくれた愛娘に哀悼の意を込めて…
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posted by saitahu at 08:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 御犬様