前回の試作編では、小型のアスピレータを水槽内の排水パイプ先端に接続して水中で使っていましたが、この方法だと水位によって泡の出方が影響を受ける(水没させすぎると水圧に負けて(?)泡が出ない)、排水口が長く突き出るので水流の方向を自由に決めにくい、水槽内の見た目が悪い、などが難点でした。
そこで、今回の本作編では、水槽外の配管内にアスピレータを内蔵するとともに、排水パイプの高さと方向を任意に調整できるような構成に変更してみました。
まず、アスピレータ内蔵配管の製作です。
20cmくらいの12mmφエーハイムパイプに塩を詰めて養生テープで密封したのち、コンロで暖めてL字に曲げます。

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次に、前回の方法で先端を細めた9mmφパイプをねじ込んで塩ビ用接着剤で接着。さらに短くカットした『パイプピタッと』を側面に開けた穴に接着してパテで補強すれば完成です。(前回と異なり、出口側の9mmパイプは省略してます)
後から考えたら、わざわざアスピレータをL字管型にしなくても、直管型をホースで繋げばよかったかも?と気付きましたが、まあ一体型にした方が水漏れしにくいはず…と自己弁護。でも、そのうち修正するかも?
次に排水パイプの高さ調整方法です。
我が30cmキューブ水槽はアクリル製のLED照明受け(蓋受け)を乗せていて、そこに配管用の穴を開けて塩ビ配管用の継手を利用してエーハイムパイプを差し込む方法を採っていました。しかし、この方法ではエーハイムパイプは固定されておらず、高さは調整きません。
そこで、今回は新たなパーツを利用して任意の高さで固定出来るようにします。
肝になるパーツは『スーパーグランドFG21L-14G』という隔壁にケーブルを通すときに使うもので、これがちょうど12mmのエーハイムパイプ(または内径9mmホース)にピッタリで、これを利用すると排水パイプを好きな高さにして固定可能なんですよ。大阪日本橋にあるネジ専門店『ネジのナニワ』で入手しました。
ついでに、通販で入手したエーハイム純正のフレキシブル排水口も使います。
全部接続した状態がこんな具合。
アスピレータの吸気調整部分はちょっとスマートさに欠けますが、まあこれはそのうち修正します。水槽内はフレキシブル排水口のみになったので、非常にスマートです。(自画自賛)
吸気口に何も付けずに全開にした状態では左写真のように水流がレーザービーム状態で排出される泡は荒いですが、吸気口にバルブを付けて適度に絞ってやると、右写真のように配管内まで水位が上がって空気が配管内でミックスされ細かい泡になります。
エーハイム2211は水流が強くないので泡の量も知れてますが、大型の外部フィルタなら、この方式でもっと泡々にできるかも?
もしかしたら、2211でも台所の蛇口のように排水口にメッシュでも入れたらもっと細かい泡がたくさん出るとか?
その辺りは次回の工作の課題ですね。
posted by saitahu at 23:21
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