今回の自作ままごとキッチンの目玉装備!『電子レンジ』です。
まず、回路図から。
回路自体は至極簡単で、単2乾電池×2直列つなぎ(=3V)の電源に、庫内照明用の豆電球とターンテーブル駆動用のモーターが並列に繋がってます。
ポイントはスイッチを2つ装備して、よりリアルな電子レンジの動作を再現したところ。1つはキッチン前面にあるON/OFF用の押しボタンスイッチ。
そしてもう一つは扉に仕込んだ開閉検知用マイクロスイッチ。仮に、押しボタンスイッチがONになっていても、扉を開けるとマイクロスイッチがOFFになり電子レンジは動きません。
次に、ターンテーブル周りの構造断面です。
ターンテーブル自体は電子レンジの底面に75mmの回転金具で固定されています。
回転金具は中心部に円形の空洞があるので、ターンテーブル裏面の中心軸からずれた位置に5mm長のプラスチックスペーサをネジ留めし、ギアボックスから伸びたクランクがそれを引っ掛けて回転させる仕組み。
ギアボックスはタミヤのテクニクラフトシリーズNo.8『
4速ウォームギヤボックスHE』を7rpmで駆動するように組み立てて使っています。
ちょっと面倒な構造ですが、子供は結構乱雑にモノを載せますので、ホビー用のプラスチック製ギアボックスでテーブルを支えるのは無理と判断し、十分な耐荷重を確保し、かつ抵抗無くスムーズに回転させる手段として回転金具を採用しました。
庫内灯はE10の豆電球を使っています。ソケットはベース付きのタイプをネジ留めしていますが、普通に天井表面から固定するとソケットが出っぱってしまって引っ掛ける恐れが高くなりますので、天井にΦ16mmの穴を開けて裏からソケットを挿入してネジ固定しています。
そして実際の写真。
扉の丁番はインセットタイプのスライド丁番を使ってます。
庫内寸法は幅25cm×奥20cm×高20cm。省略されがちな天井側もしっかり板材で囲ってその背面に配線を通しているので、子供が誤って配線を引っ張る心配もありません。(厳密には、ドア開閉検知のマイクロスイッチ部が露出してるので、そこだけ心配)
ターンテーブルのサイズは確か直径12cmだったかな。
扉を閉めて押しボタンスイッチを押すと、庫内照明(黄)が点灯してターンテーブルが
ゆっくり回転します。ギアの駆動音が結構ウルサイですが、それも実際の電子レンジっぽくていいかも?(自画自賛)
扉の左上にマイクロスイッチがあります。
押し込み時ONの配線にしているので、扉を開けると電源は入りません。
長姫に動かして見せてやると、さっそくそれっぽく動かして遊んでます。
まだカット加工が済んでいないため取り付けてませんが、週末にはレンジ窓枠に透明アクリル板を取り付けて完成予定です。
【2010.09.08追記】
昨夜帰宅してみると、レンジが動かなくなって長姫のご機嫌が斜めだとのこと。
早速配線をチェックして、一つずつパーツの動作を確認してみましたが、特に故障しているわけでもなく、原因は扉開閉を検知するマイクロスイッチの押し込み不足でした。
上の写真では扉と接触する部分が上側になっていました。この場合、スイッチと接触するのが扉の端になり、扉の微妙なアソビでも押し込み長さが大きく変わってしまいます。そこで、スイッチを上下を逆にしてやることで、確実にスイッチを押し込めるようになりました。
(ホントは扉の根元側に付けた方が確実なんでしょうが、そうすると姫君の目に留まってイタズラされやすくなるので、次善の策ですね)
posted by saitahu at 07:09
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