先日の三連休後半はキッチンのベビーフェンス製作に着手しました。
まずは、我が家のキッチン入口付近之図。
ダイニングの端に突き出た形でキッチンがあるのですが、冷蔵庫側とカラーボックス側で壁の奥行きが異なるため、一般的な突っ張り式のベビーフェンスが使えません。そこで、蛇腹式で折り畳み可能なベビーフェンスを作って、カラーボックスと冷蔵庫を利用して固定してやろうという試みです。
今回使用したのは1×4のSPF材と、幅45mm×厚14mmで両辺アール加工したマツ材です。SPF材が1830mm×5本セット(使用するのは4本)で1000円弱、マツ材が910mm×3本で1000円強。ネジ代を入れても材料費は3000円くらいでしょうか。
まず、フェンスの主構造となるエの字型のパーツ×3を製作します。(下図肌色部分)
高さ810mmにカットしたSPF材×1本と両端を丸くカットした280mm長のマツ材×2本を0.5mm厚の両面テープでエの字型に固定し、さらにコーススレッドビスでしっかりと固定します。一般的に接着は木工用ボンドを使うと思いますが、後ほど回転機構となる1×4材を噛ませる時に遊びが出来るよう今回は厚手の両面テープを使ってみました。

こちらは主構造の回転軸となる場所。5.5mmの穴を空けて、Φ4mmの金属製スペーサを挿入しておきます。(1パーツ当たり左右上下計4カ所)
次に主構造パーツを繋ぐ回転部分。(上図ピンク色部分)
同じく810mmにカットしたSPF材4本の上下断面に2個ずつM4×10mm深の鬼目ナットをねじ込みます。両端の2本については、カラーボックス固定用と磁石固定用に横断面にも2カ所ずつM4鬼目ナットを入れてます。
あとは、25mm長のM4トラスネジでパーツを繋ぎ、底に40mmのキャスターを取り付ければ完成。今回は経費節減と製作期間短縮を優先してニスは塗らず無垢材を軽くヤスリがけしただけですので、製作時間は約半日ってところですかね。
一つ課題。
カラーボックス側はネジ留めで完全に固定しているので問題ないのですが、反対側の開閉側に課題があります。
当初はイメージ図のように冷蔵庫側面に磁石で固定する予定でしたが、手持ちのフェライト磁石の吸着力が思いのほか弱く、軽い力がかかるだけで横ズレして外れてしまいます。(冷蔵庫にもキズが…)そこで、借家への加工を最小限に抑えるため、1×4材の端材で装着部を作り、壁に細身の建具用ビスで固定して、磁石にかかる力が垂直方向になるよう変更しました。
【2009.10.15追記】
壁へ吸着させるよう変更したものの、手持ちのフェライト磁石では十分な強度が得られなかったので、強力なネオジム磁石を買って変更しました。

今回使ったのはφ25mmのキャップマグネット(耐荷重スペック14kg)。左右に並べて2個取り付けたところ、横方向への力にもそこそこ強く、子供が寄りかかっても外れないけど、大人がちょっと強めに引っ張ると外れる適当な強力になりました。
磁石の表記スペックは垂直方向へ引っ張った時の耐荷重なので、今回のように横滑りしたり、角度がついたりしやすいフレキシブルな使用状況ではオーバースペック気味の磁石を付ける方が良さそうです。
posted by saitahu at 21:31
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