先週の金曜に都内へ出た帰りにヨドバシへ寄ってみると、パナソニックの防水デジカメDMC-FT1が42800円(+10%還元=価格コムの最安値に近い価格)で売ってました。
実は手持ちのDMC-FX37とマリンケースを近々里子に出す予定になっており、その値段が決まってから買い換えようと考えてたんですが、この値段は13日限りで翌朝からは46800円に戻っちゃうってことだったので、半ば衝動買いで買っちゃいました。(結局、FX37+マリンケースは結構なお値段で引取が決まったので、結果オーライですが…)
さて、使用感ですが、簡単にまとめるとこんな感じ。
【長所】
○単体で防水・耐衝撃(雨の日でも安心)
○広角28mmと4.6倍ズーム
○ズームマクロ(なんちゃってスーパーマクロ)搭載
○HD動画に対応
○添付ソフトの充実(HD動画を簡単にDVDに焼ける)
○録画ボタン搭載(これが意外に便利)
【短所】
●電池仕様の変更(同じ形なのに前の予備バッテリーが使えない!)
●AF補助光が高輝度白色LEDで眩しい
・コンパクト機にしてはゴツイ
・FX37に比べると暗い(特に望遠側)
・ズームレバーとシャッターボタンがちょっとチープ
写真撮影関連は、若干レンズが暗いのとズームレバーが操作しにくい以外はLumixの操作性の高さを継承してます。
このカメラの特徴はなんといっても防水・耐衝撃ですが、それと同等で動画関連も注目点です。

動画はHD形式またはMOV形式で録画することが可能。
シャッターボタンとは別に録画ボタンが付いているので、従来のデジカメのように、モードダイヤルを切り替えなくてもすぐ動画撮影できるので、子供の仕草を録ったりするには非常に便利です。(せっかくボタンが別なのだから、動画録りながら静止画撮影が出来れば最強ですが、それはちょっと高望みかな?)
FX37と比べて添付ソフトも充実していて、パソコン上で動画を編集して、HD形式またはDVD-Video形式でDVDを焼く事が出来ます。DVD-video形式に対応してくれてるので、古いレコーダしかない田舎の両親に子供の動画を送るのにも最適です。(パソコンでDVD-Videoに変換するのは結構時間がかかりますが…。)
動画の音声はモノラルながら、画質は十分満足できるレベルだし、レコーダとの連携もしやすそうなので、子供の記録ビデオを撮る程度ならこのデジカメだけで十分かも…。
短所としては、まず充電池の仕様が変わったこと。
形状は従来のDMW-BCE10と同じなのに、純正確認端子が増えたDMW-BCF10という電池に変わったため、従来の純正充電池も転用することが出来ません。
どうも、安い互換電池対策のようですけど、ちゃんと純正を買ってる人までとばっちりですからちょっといただけません。

そしてもう一つ、より深刻なのがAF補助光の高輝度白色LED。
一般的なデジカメだと、赤とかオレンジの淡い光源を使うのが普通ですが、水中での利用を想定してか、高輝度のかなり眩しい白色LEDを使ってます。これが、ふだん室内で使う場合には非常に具合が悪い。

赤ちゃんは目が眩んで顔をそむけてしまうし、ビーシュリンプもビックリして逃げてしまう。最初は、なぜピントを合わせるとビーシュリンプが逃げるのか不思議だったんですが、自分撮りをしてみて納得…。

「通常撮影」モードではON/OFFを選べるのでOFF設定にしてありますが、Lumix最大の魅力である「おまかせiA」モードではOFFにすることが出来ません。
補助光の発光は周囲の明るさによって自動でON/OFFされるようですが、つくかつかないかビクビクしながら「おまかせ」するなら、「通常撮影」で自分で設定した方がいっそ気楽。と、いうことで、せっかく秀逸な「おまかせiA」モードを搭載しているのに、このLED発光のお陰で「おまかせ」出来ない状況になってます。
基本仕様は非常に素晴らしいのに、意外なところで大ミソが付いてしまった機種というのが、私の感想ですね。
posted by saitahu at 12:30
|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
PC・デジカメ