水槽の底上げ台を作って水槽の水位を4cmほど上げて様子を見ていたんですが、前ほど酷くはないものの、エア噛み音を完全に無くすことは出来ませんでした。
そこで、初心に返って、なぜエア噛みが発生するのか考えてみました。
まず、エーハイム自体は完全密閉なので、セット時の空気が完全に抜ければ、エア噛みが発生するはずはないです。従って、フィルター内に空気が混入する原因としては、吸排水口からの流入か、初期セット時の空気の残留が考えられます。
水槽水位がフィルタより低い場合、ポンプが停止するとサイフォン効果でフィルタ内の水位も下がって排水口から空気が逆流入してしまう可能性がありますが、水槽を底上げしてフィルタ本体より水槽の水位をそれなりに高く維持している現状では、仮にポンプが停止しても水位はホースの中で止まるはずなので、セット時の空気が完全に抜けきっていない可能性が高い。
では、セット時の空気はどうやって抜くのかと言えば、水槽の横に設置している場合は水位差が少ないため、自然に抜けるのではなく、ポンプの水流で気泡を強制的に押し出して抜くって事になるため、水流が強いほど空気は抜け易いはず…。
ふり返って我が水槽では、吸水側は、昔使っていたパワーキャニスター・ミニの9mm管を転用しているため、エーハイム純正の12mm管に比べて圧損が大きく、水流は弱くなっている可能性があります。
ということで、吸水側のパイプを純正の12mm管に変更してみたところ、排水シャワーが心持ち強くなり、エア噛み音も全く聞こえなくなりました。
うーん、やっぱり純正の仕様にはそれなりの理由があるんですね。
納得…。